秋から冬にかけて日本の沿岸に産卵のために回遊してくるサケはどうでしょう。このようなサケは“ブナザケ“と呼ばれ、脂がのっていないためにあまり歓迎されません。しかし、このサケの油のDHAの割合を調べてみると、約20パーセントと高いのです。アリューシャン列島などでとれる普通のサケのDHAを調べてみると、約10パーセント、ブナザケのほうが、約2倍のDHAの割合になるわけです。ここでくわしく説明したいのですが、話か混乱しないように整理しながら紹介します。(普通のサケとブナザケがふくんでいる全部の油の量)普通のサケのほうが、ブナザケの約3倍。(2種類のサケの皮に近い部分だけを取り出して、油の量を測定)普通のサケのほうが、ブナザケの約5倍。しかし、この部分のDHAの割合は、ブナザケのほうが普通のサケの2倍。(2種類のサケの骨に近い部位を取り出して、DHAの量を測定)。どちらもDHAの量が約23パーセントで、ほとんど差はなし。こうして見ると、私たちが普段食べているサケ(悍通のサケ)は、皮に近いほうにDHAが多くふくまれていることがわかります。ブナザケではDHAの割合が高いというのは、全体の油の量が少ないので必然的にDHAの割合が多いということになるわけです。どうやら、DHAを効率よく吸収しようと思ったら、旬の魚を食べたほうがよさそうです。日本で食べられる句の魚は、ひとつの季節にかたよっていたりしません。上手に食べようとすれば、1年間、旬の魚を食べられるのです。DHAをたくさんとることは、頭を良くし、ガンを予防し、健康にする働きがあるのですから、日々のちょっとしたメニュー選びで気をつけるようにして魚を食べたいものです。
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