定期保険の継続

アメリカンファミリー生命やプルデンシャル生命は、歴史の長い生命保険がシェアを分け合ってきた日本の生命保険市場に乗り込み、特色ある戦略で成功を収めてきた。これに対し、近年目立つのが買収による参入組だ。ゼロからのスタートではなく、既存生命保険の顧客基盤と販売網を活用しての新規参入である。買収による参入には、アクサやマスミューチュアルのように経営不振に陥っている生命保険を買収したケースと、破綻した生命保険を買収したケースがある。

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生命保険の見直しについて

経営不振生命保険の買収では、顧客基盤や販売網がそのまま引き継がれる。不振生命保険の顧客基盤が全くの無傷というわけにはいかないが、予定利率の引き下げなど既契約者へのダメージは一切なく、破綻処理に伴う営業停止で販売網が弱体化することもない。高い信用力を持つ親会社の登場で、契約者の不安もかなり解消する。ただし、逆ザヤを抱えた中堅生命保険の買収は、買い手にとって決して安い買い物ではないようだ。二〇〇〇年に日本団体生命を買収したアクサの場合、二〇〇〇億円規模の資本を投入して資産内容を改善したが、その後も運用環境の悪化に伴い、増資を強いられている。アクサクループの二〇〇二年業務報告によると、終身医療保険など収益性の高い商品の販売が好調な一方、既契約の逆ザヤ契約と運用環境の悪化から、業績不振が続いていると分析している。同じく二〇〇〇年に米エトナに六〇億円(その後四〇億円の増資を実施)で買収された中小生命保険の平和生命は、翌年には米マスミューチュアルにわずか二三億円で売却されている。

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